ほめて伸ばす子育て

 事業所スタートするまでブログはおろかSNSにも触れてなかったので、何をするにも戸惑ってます。
まさに今も、キーボードの前で肩ひじ張った状態で座っています。緊張症なんでしょうね。
このブログを「読みやすく」「安易な言葉」で綴っていくのが当面の課題のようです。皆さんのご指導お待ちしてます。

 さて、表題の「ほめて伸ばす子育て」ですが、これって実際に子育てを経験すると、
「わかっちゃいるけど、簡単じゃない」
ってなりますよね。私も皆さんと同じ気持ちです。今でも。
わが子がご飯を手づかみして遊んでたり、お風呂を嫌がって逃げ回っていたりしたら、ついつい怒ってしまいますよね。
さんざん怒って泣かせてしまうと今度はこっちが悲しくなったりだから、わかっちゃいるけど踏んだり蹴ったりが子育てには付きものです。

 私も、3人の子育てに日々悩んでいますが、運が良かったと思うことが一つありました。それは私自身が小児セラピストとして、様々な個性をもったお子さん達のリハビリで工夫を重ねられたことでした。
10年以上携わった小児セラピストとしての経験で語るなら、ほめる」は非常に効果的な支援方法です。
私のセラピーの基本でありますし、保護者にもほめる技術として最初にお伝えします。


「心を込めた10秒のほめ言葉よりも、1秒のほめ言葉5回の方が効果が出やすい」

と私は思ってます。
1回ほめるはどれだけ取り繕っても所詮1回なんですよね。子どもは1回ほめられたら1回分だけ満足するようです。
それなら沢山ほめた方がずっと効果的ですよね。
 先ほどの「食事中手づかみで食べる事」を例に挙げれば、悪い行動はさておき、私ならまずどうやって沢山ほめるかから考えます。
「お子さんがスプーンで食べたらほめる」という方法だとほめるチャンスは最後に1回きりです。しかし、これを分割すると回数が一気に増えます。

「スプーンを持ったらほめる、ごはんをすくったらほめる、口を開けたらほめる、食べたらほめる」

とするだけで、何とこれまでの4倍もほめられます
これだけですが、騙されたと思って試してみて下さい。いつもと違った反応が見えてくるはずです。
実況中継のように臨場感あふれるほめ方だと効果はさらに上がります。

「ほめて伸ばす子育て」の一歩は、ほめるを今より沢山増やすことから始めましょう。
「心」でなく「行動」に着目することが秘訣です。