ウソをつく子への対応
ウソをつく子にどう対応したらよいか、一言で言うなら「保障してあげる」につきます。ウソをつくという事はいわゆる自己防衛ですが私たちは社会に生きています。したがって本能的な防衛行動と逆の行動を教えることが子どもの社会性発達につながります。
社会には集団を守る力があります。社会は自己防衛しなくても守ってくれるメリットがあるのですが、デメリットは社会性というルールは社会の中でしか身につきません。ウソをつくは社会のルールに反します。ウソをついて自己防衛しようとしても、それを受け入れてもらえない。そんな経験は社会性を身に着けるチャンスの瞬間です。
子どものウソに具体的に何を保障してあげるかというと「安全」ということに他なりません。
「怒らないから言ってごらん」というのはとても理にかなったウソに対するロールプレイです。怒らないという安全の保障が、自己を社会にゆだねる糸口となります。ウソがウソとわかる幼いうちに本能的な自己防衛行動を社会的な自己防衛行動へと変容させて不要なウソをつかないよう育むことが大切です。
ウソをつくのが大嫌いな大人はいますが、人生でウソをついたことが無いという人はまずいないと思います。
子どもがウソをつくことを悲観するのでなく、社会で生きることを学ぶ過程にあると考え対応すべきです。
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