第1回 かごしまABA_LABOレポ②

さて、研修会のポスターをご覧になった方の中には第二部の内容に「?」が浮かんだ方もいらっしゃったことと思います。 

なぜ鹿児島水族館のイルカのお話が?ということを含め、 

今回は第二部の 

いおワールドかごしま水族館 

公益財団法人鹿児島市水族館公社 久保信隆先生 

の講座「かごしま水族館におけるイルカとトレーナーの関係」についてレポをお届けいたします🐬 

今回、なぜイルカの話が出てきたのか?それは第一部の今村先生の講座でも出てきましたが、“オペラント条件付け”という行動療法が関連しています☝ 

というのも、「行動分析は狭義にはオペラント条件付けを指す行動療法の一体系(今回の資料より抜粋)」ということから、その手法に目を向けて行動の理解をしていった経緯があります☺ 

その為、実際にかごしま水族館でイルカの“行動”に着目し、オペラント条件付けを実践されている久保さんにお話を伺うことになりました✨ 

講座では、はじめにイルカの生態のお話や画像、動画も多く行動療法のお話に関連していると分かっていつつもイルカの画像や動画に癒されるひと時も多くありました🐬 

そして、実際にどのようにイルカへ伝えていらっしゃるかということで 

“オペラント条件付け”や“強化子”を使って「〇〇したら楽しいことがある」と伝えること、罰は様々な副作用(無気力、臆病になる等)が起きやすいこと等を丁寧に実践されていることをお話してくださいました。 

また、実際に参加者の中からお一人前に出て頂き、デモンストレーションもして頂きました! 

今回の講座を通じ、参加者の皆さんが感じたと思いますが、この一連の丁寧な関わりは実際の私たちの支援に通じる部分が多く、人間の行動の理解と共通点がやはり多いという点です☝ 

これらの方法が子ども達にとってポジティブな伝え方になるなら、これらの『いいとこ取り』する考え、支援も大切だと改めて感じることができた貴重な時間でした✨ 

次回は第三部の講座についてレポをお届けいたします☺